ドジャースのリリーフ左腕で何度も救援に失敗してきたタナー・スコット投手(31)が〝鬼のメンタル〟をうかがわせている。ポストシーズンを前にチームのアキレス腱となっているのがブルペン陣。17日(日本時間18日)のフィリーズ戦こそ7回無失点のスネルを8回からベシア、スコットで抑えたが、前日(16日)は5回無失点の大谷翔平の快投を2番手のロブレスキが絵に描いたように逆転されてフイにし、再び同点に追いついた9回には今後はトライネンがあっさり勝ち越しを許した。
ポストシーズンに向けて大きな不安を抱える中、何度となく〝背信投球〟を見せてきたスコットが、米メディア「オレンジ・カウンティ・レジスター」に注目発言。汚名返上に燃えているのかと思えば、なんと重圧を感じないよう「気楽に放っておく」メンタルに変えたと明かしている。
「今は〝どうでもいいや〟って感じかな。とにかく何も考えないようにしている。〝どうでもいい〟ってことだけだ。だっていつもしてきた投球が今年はちょっとできなくなってしまった。今は〝どうでもいい〟に戻ったんだ」とかつてのメンタルに戻すことで自信とパフォーマンスを取り戻そうとしているという。
昨オフにパドレスから移籍。4年7200万ドル(約106億800万円)の大型契約を結んで新守護神となったが、ここまで57試合で1勝3敗、21セーブ、防御率4・73。9月12日(同13日)のジャイアンツ戦では山本が7回1失点と好投しながらも9回にサヨナラ満塁弾を浴びるなど苦戦が続いている。高額年俸の重圧もあったかもしれない。結果が出ないことで一時期は「野球界が僕を嫌っている」と自暴自棄にもなったが、悩んでいても仕方ないこと。スコットは「どうでもいいや」の最終境地に達し、無心でポストシーズンに向かおうとしている。












