新日本プロレス15日の北海道・登別大会で、棚橋弘至(48)が矢野通(47)とのファイナルロード3本勝負で勝利を収めた。

 来年1月4日東京ドーム大会で引退を控えている棚橋はこの日、登別市の観光大使を務める矢野との区切りの一戦に出陣。1本目が6人タッグマッチ、2本目がタッグマッチ、3本目がシングルマッチという変則ルールの3本勝負に臨んだ。

 現在は本隊で共闘する両者だが、かつては激しい抗争を繰り広げていた。矢野もあえて「G.B.H」時代のいで立ちで登場するなど、決戦ムードが高まった。

 1本目はエル・デスぺラード&田口隆祐とのトリオで矢野&真壁刀義&本間朋晃と対戦。田口が矢野の鬼殺しで沈んで先取を許す。デスペラードとのコンビで臨んだ2本目には何と矢野のパートナーとして〝怨念坊主〟飯塚高史が電撃登場。飯塚の反則によって勝利が転がり込み、勝負の行方は3本目の棚橋と矢野のシングルマッチに委ねられた。

矢野通にハイフライフローを決める棚橋弘至
矢野通にハイフライフローを決める棚橋弘至

 背後からの悪質タックル、鬼殺しと矢野の猛攻にさらされた棚橋だったが3カウントは許さない。イス攻撃を回避すると、スリングブレイド、さらにはイス上へのツイスト&シャウトで形勢逆転に成功する。最後はハイフライフローで圧殺し、激闘に終止符を打った。

 試合後のリング上で棚橋はマイクを握り「現役生活25年のうち、矢野と23年間一緒にいました。時には飲みに行き、いつの間にか敵対し、相いれぬ関係にもなりましたけど、またこうして今日、戦えることに感謝するよ。矢野君、ありがとう。俺は矢野君にはまだまだ頑張っていってほしい」とメッセージ。一方の矢野はこの日から新たに室蘭観光アンバサダーに就任した事実を明かすと「これを機に登別と室蘭つなげて、来年、栗林体育館、室蘭にでっかい体育館あるんですよ。そこでやろうと思ってます」と新展開を発表した。

 最後は再び棚橋が「来年からは登別、室蘭も、北海道盛り上げていきますので、応援よろしくお願いします」とファンにあいさつ。代名詞の「愛してま~す!」からの「ヤノ・トオ・ルー!」で大会を締めくくった。