ソフトバンクは11日のロッテ戦(ZOZOマリン)に1―9で大敗し、3連敗。マジックは「15」から変わらず、2位・日本ハムとのゲーム差は「2」に縮まった。

 流れを引き寄せられなかった。先発の大関は味方の失策も絡み2回までに4失点。ベンチは早めの継投を選択したが、2番手の上茶谷が3回に4点を奪われた。5回には栗原の失策で追加点を許し、打線もわずか2安打と嫌な流れを断ち切れなかった。

 試合後、小久保監督が強調したのは切り替えだった。「コーチ陣とも話したけど(3連戦だと)明日、明後日とズルズルいきそうだけど、試合がないことをプラスにとらえて」。ロッテとの今カードはこの日の1試合のみ。チームは12日に大阪に移動し、13日から敵地でオリックスとの3連戦に臨む。休養日を挟むことでチームの嫌な流れを断ち切りたいところだ。

 9月は5連勝の後に3連敗。シーズン残り17試合と優勝争いが佳境に突入した中での連勝、連敗はリスクを伴う。仮に大型連敗となれば、優勝への道のりは大きく遠ざかる。9月後半には優勝争いを左右する9連戦も控えているだけに、ズルズルと悪い流れが続くことだけは避けたい。

 だが、今季の鷹には春先の〝苦い経験値〟が蓄えられている。シーズン序盤、ホークスは主力を中心に故障者が続出。連勝、連敗を繰り返し、チームは最下位に沈んだ。指揮官は当時について報道陣に対して「5連勝、5連敗を早い時期に2、3回繰り返した。なかなかチーム自体が落ち着かないなという印象を持っていた」とも口にしていた。こうした苦しい時期の経験をシーズン最終盤に生かしたいところだ。1試合も落とせない試合が続く9月。リーグ連覇へ、切り替える力が試される。