日本ハムは11日、本拠地(エスコン)でオリックスと対戦し10―4で大勝。連勝で首位ソフトバンクとのゲーム差を「2」に縮めた。
初回から打線が爆発した。先頭・野村の左前打を皮切りに5連打でいきなり3点を先取すると、直後の一死一、三塁でも山県の左前適時打で加点。相手先発・東松をKOすると2番手・高島からも奈良間の適時二塁打と田宮の犠飛で得点を奪い初回だけで6点を挙げる猛攻を見せた。
勢いが止まらない打線は3回にも今川の適時打、6回には相手3番手・入山の暴投や万波の2点適時打などで着々と追加点を奪取。6回までに13安打10得点を奪い試合を決めた。
投げては先発・北山が序盤から走者を出しながらも要所を締め5回まで得点を許さず。6回に四球と3長打で3点を失ったが味方打線の援護にも助けられ6回6安打3失点で9勝目を飾った。
試合後の新庄剛志監督(53)は初回猛攻の口火を切った1番・野村とその後安打で続いた2番・今川の連打を絶賛。「今日大事だったんですよ。ソフトバンクさんに勝って、前回オリックスさんに3連敗してたので。今日の打線組むのには結構時間がかかりまして。それで野村君で行ってみようと。で、あの1、2番のヒットでモーレ(レイエス)につながったんで。良かったぁ、と思ったら(その後8番に起用した)奈良間君まで打っちゃったんでね(笑い)」と満面の笑みを浮かべた。
9日の試合中にベンチにいた八木打撃コーチが折れたバットの直撃を受け頭部を負傷。現在病院で療養を強いられている。そんな八木コーチのためにもこの日は勝利を飾りたかっただけに、指揮官も「10日に会いに行った際には元気そうでした。でも試合を見れないと思ってアイパッドだけ渡して『見ておいてください』とは伝えたんだけど、(頭部負傷のため)映像とか見ていいのかな。まあでも良かった」と安堵の表情をのぞかせた。
この日、首位ソフトバンクがロッテに敗れたため、ゲーム差は「2」に縮まったが新庄監督はナインの手綱を締めるように今後の戦い方についてこう言及した。
「選手たちも(ゲーム差は)気になるだろうし、(ソフトバンクの)結果次第では僕の作戦も変わる。これがプロ野球だと思うので。でも、今は(その首位攻防を)楽しむんじゃないな。毎試合、緊張感を持って。楽しむっていうレベルはもう超えてきているから。このプレッシャーに何とか打ち勝って(試合に)勝っていかないと」と語ると、指揮官が「後半勝負」の参考にしているという1983年12月の福岡国際マラソンマラソンの瀬古利彦氏のレースを引き合いに出した。
「一時期は4ゲーム差で瀬古さんが給水で(水を)落としてしまって、それを拾いに行ったら先頭と差がついて。で、水を飲んでまた接近したと。これでイカンガー(先頭)がもう見え出したよね(笑い)。あと競技場までね。いや、エスコンか。競技場はエスコンに変えてます(笑い)」
周囲を爆笑させた指揮官は今後の激戦に向け気持ちを入れ直していた。












