世界ランキング24位の大坂なおみ(27)は4大大会全米オープン女子シングルスでベスト4に勝ち上がった。メジャー大会では5年ぶりの4強入りで元世界1位の完全復活を予感させた。

 今大会を中継する「WOWOW」で解説を務める元プロ選手の伊達公子さんは大坂について4強入りを決めた試合で「出産を経験して、本当の強さなんじゃないかと思いますね。若いときは勢いもありますし、パワーで勝ったところもありましたけど、今の方が強さっていうのはあるんじゃないかなと思います」と指摘。コート内外で経験を積んでさらに成熟してきたという。

 実際に前哨戦となったナショナルバンク・オープンでも決勝進出を果たすなど、調子を上げていた。そのキッカケになったのは新コーチに就任したトマシュ・ビクトロフスキ氏の存在だ。米メディア「ESPN」は「大坂は(好調の)カギの一つとして、コーチが彼女にショットの配置にもっと重点を置くように、そして『ほとんどの場合、必ずしもウィナーを狙う必要はない』と勧めていると語った」と報じたように、新コーチの金言で覚醒したという。

 大坂は新コーチについて「正直に言うと、彼のことはよく知らなかったんです。背が高くて笑わない人だったのですごく怖いと思っていました」とし「一緒に仕事をするようになって、よく笑っているのがわかります。とても親しみやすい笑顔ですてきです」とコメント。新師弟コンビでさらなる活躍が期待できそうだ。