女子プロレス「マリーゴールド」の前ユナイテッド・ナショナル(UN)王者の青野未来(35)が、シングルリーグ戦「ドリーム・スターGP」初制覇への覚悟を明かした。

 1勝1敗1分けの青野は、2日新宿大会で田中きずなを下し、勝ち点を5に伸ばした。昼夜2大会で行われた開幕戦(8月2日、大阪)では松井珠紗に敗れ、MIRAIとは時間切れ引き分け。3戦を残してやっと2勝目をつかんだ青野は「松井に負けて、精神的にも肉体的にもつらい状況で、MIRAIにも勝てなかった…。悔しかったんですけど、MIRAIとまたドローで持ちこたえたことは自信につながった。ここから全勝して今年こそ優勝します」と意気込んだ。

 波乱の幕開けにも心が折れなかったのは、5月の代々木大会で引退した高橋奈七永の存在があったからだ。「奈七永さんの引退試合をやる前も、責任感とプレッシャーがすごかったんですけど、終わってからも変わらなくて。高橋奈七永を介錯した女ってありがたいですけど、その分、奈七永さんの名前を汚したら失礼になる。あの日から私の両肩には奈七永が乗っかってます。だからリーグ戦中は自分が崩れないように、という強い気持ちでいられました」と語った。

5・24大会で高橋奈七永(右)の引退試合を任された青野未来
5・24大会で高橋奈七永(右)の引退試合を任された青野未来

 高橋の思いも背負った青野がリーグ戦初制覇へ一直線だ。「奈七永さんからパッションをいただいたので、もっと結果、残していかないと。目標のワールド王座を巻くためにもこのリーグ戦で優勝することが第一歩だと思うので、何としてでも優勝しないといけない」

 最終公式戦(14日、東京・後楽園ホール)では、1月にUN王座を奪われた桜井麻衣と対戦する。「ベルトを取られた悔しさもあるけど、あの試合後に起こった桜井コールで私の心が折れそうになったので、リベンジしたいですね」。当日は桜井の35回目の誕生日。青野は「9月14日は誕生日の桜井と林下詩美の2人に主役を取らせません。私が優勝して、青野コールをプレゼントします」と不敵な笑み。青野の逆襲に注目だ。