陸上の世界選手権(9月13日開幕、東京・国立競技場)で男子110メートル障害金メダル候補の村竹ラシッド(23)が31日、都内で開かれた所属先JALの壮行会に出席した。

 村竹は昨夏のパリ五輪は5位、16日のナイトゲームズイン福井では日本人初の12秒台となる12秒92(追い風0・6メートル)をマーク。しかし、金メダル候補として注目された28日のダイヤモンドリーグファイナル(スイス・チューリヒ)では、まさかの14秒39で最下位に終わった。

 村竹は「スタートして1台目の歩数が合わずに浮いてしまった。無理やり追い上げたとして、変に体にダメージが残るようだったら、世界陸上にも響いてくるかなと考えた。せっかく大きなレースだったが、とりあえず無事にゴールをすることだけを考え、世界陸上に懸けるという形をとった」と〝真相〟を説明。現在のコンディションは「特にケガをしたわけではなく、今は疲労もほぼない」と万全をアピールした。

 本番に向けた調整については「あと2週間、1回か2回ハードル練習を取り入れ、1台目をどういうあんばいでアプローチしていくか、中盤に向けてどういう形をつくって、後半につなげていくかをうまく探っていきたい」とテーマを掲げた。

 その村竹は、大学時代に周りから勧められたスマホゲームの「ウマ娘」の影響で競馬好きに。今年は新潟開催の「アイビスサマーダッシュ」にも足を運んだほどだ。報道陣から競馬になぞらえ、世界選手権110メートル障害での3連単の予想を問われると「(自分は)もちろん1着固定で。関係者は賭けられないので、みなさんで予想してください(笑い)」と舌も滑らかだった。