世界平和のシンボルとなるのか…。ドジャース・大谷翔平投手(31)が見せた仰天行動が大きな反響を呼んでいる。24日(日本時間25日)に宿敵・パドレスの本拠地で自分にヤジを飛ばしまくっていた敵軍のファンと笑顔でタッチ。これまでにも荒れた試合を紳士的な行動でいさめてきたとあって「トランプ大統領ではなく大谷にノーベル平和賞を」との声まで上がっている。

 大谷が驚きの行動に出たのは、9回に松井から45号ソロを放った直後だった。ダイヤモンドを一周すると真っ先に向かったのは客席の最前列を陣取っていたパドレスファン。同地区のライバル対決にヒートアップした敵地で、試合中にヤジを連発していたファンにタッチを求め、肩口のあたりをポ~ンと叩いたのだ。

 まさかわざわざ本人が目の前に来るとは思わなかったのだろう。しかも怒るわけでもなく友好的に解決し、敵軍ファンも大谷を指さしながら満面の笑みを浮かべた。このシーンは米メディアでも相次いで報道され「エッセンシャリー・スポーツ」は「パドレスのヤジを品格あるしぐさで黙らせた。バットで結果を示す一方、フィールドの平和を保った」と伝えた。

 大谷の〝平和外交〟はこれだけではない。6月の直接対決では計8死球が飛び出し、乱闘寸前にまで遺恨が深まった。大谷も報復死球を受け、怒り心頭でベンチを飛び出そうとしたドジャースナインを〝来るな〟と手で制止。乱闘をジェスチャーだけで鎮めた格好だ。さらに、死球の痛みを表情に出さずに相手のパドレスベンチに向かい、笑顔で会話。一塁ではアラエスと笑顔で握手まで交わし、試合を落ち着かせていった。

 日本球界の関係者は「いつかは大谷がノーベル平和賞…という日が来るかもしれない。トランプ大統領が『私には資格がある』と言っているけど、あちこちに関税をかけまくって緊張を高めている。大げさかもしれないけど、少なくとも大谷の方がはるかに平和的。少なくともグラウンドではノーベル平和賞レベルでしょう」と語る。

 しかも、あながち夢物語ではないかもしれない。実は大谷の言動に目を見張った米全国紙「ワシントン・ポスト」で、大谷のノーベル平和賞に言及したことがある。

 昨年9月に同紙のリック・ライリー氏が打席や塁上で相手や審判へのあいさつ、ベンチではゴミまで拾っていた大谷に衝撃を受け「この世界を長い間見てきた。しかし、ショウタイムのような存在は見たことがない」と大絶賛。そして「いつの日か、MVPもサイ・ヤング賞も本塁打王も3冠王、さらにノーベル平和賞を手にした時、私は生きて目撃できたことを感謝するだろう」とつづっていた。

 大谷は今年4月、昨年のワールドシリーズを優勝したドジャースの一行とともにホワイトハウスを表敬訪問。トランプ大統領の執務室を訪れ「映画スターのようだ」などと賛辞を贈られた。

 グラウンド内の平和を守るだけでなく、国内外に多大な影響を与え続ける大谷。ひょっとするとひょっとするかもしれない。