女子プロレス「スターダム」の〝高速爆弾娘〟AZM(22)が悲願の優勝を逃し、悔し涙を流した。
真夏の祭典「5★STAR GP」決勝トーナメント準決勝(23日、大田区総合体育館)で吏南を下し、同日の優勝決定戦では渡辺桃と激突した。
2人は「クイーンズ・クエスト(QQ)」時代にタッグを組み、2020年秋のタッグリーグで優勝した過去がある。だが、翌年12月に渡辺が造反し、極悪軍団「H.A.T.E.(ヘイト)」の前身である「大江戸隊」に加入。因縁の相手と優勝決定戦で対峙することになった。
試合が始まると同時にヘイトのペースにのまれ、場外でめった打ちにされたが、リングに戻るとダイビングフットスタンプで追い込んでいく。さらに変型羽根折り固めで絞り上げ、必死にくらいついていった。
15分過ぎヘイトのセコンドを蹴散らすと、雪崩式カナディアン・デストロイヤーを敢行。あずみ寿司で丸め込み3カウントを狙ったが、最後は渡辺のピーチサンダーに沈み、3カウントを献上した。
試合後バックステージに現れたAZMは「7年連続で出てずっと賞はもらってるけど、優勝まで行けなくて、やっと決勝まで来たけど負けて…。この5★STARを通して今まで自分が一番自分のこと嫌いだったけど、だんだん自信も持って、好きになりたかったけど負けて…。悔しいのに渡辺桃と決勝で会えてうれしかったと思うのが悔しくて…」と涙を流した。
それでも必死に前を向く。「もう次、泣く時は勝つ時って決めるし。渡辺桃を倒すのはこのAZMだし、スターダムを背負うのはこのAZMだから。ここで終わらないから。私は天才なので、ここからまたハイスピードで頂点立ってやるよ、バカヤロー!」と絶叫し、控室へ消えていった。
この夏で存在感をさらに増したAZMの逆襲への戦いが始まる。













