第107回全国高校野球選手権大会の第14日(21日)の準決勝第2試合は沖縄尚学が山梨学院に5―4と逆転勝利し、初の決勝進出を決めた。
突き放されても食らいついた。6回に3点差を追いつき、4―4で迎えた7回、宜野座(3年)の三塁打で二死三塁のチャンスを作ると、5番・比嘉(3年)がしぶとく右前に運んで勝ち越し。接戦に決着をつけた。殊勲の比嘉は「なんとかやりました。2年生投手に助けられていたので3年生野手が中心となって出た1本と思う。安心して守れてましたし、さすがあいつらだな、と思った」と力投した末吉、新垣有の2年生コンビを褒め「試合中は沖縄の球場かというくらい声援が大きくて楽しかった」と背中を押してくれたアルプス席に感謝した。
3点を追う6回途中からマウンドを託された新垣有がこの日も最後まで2安打無失点の好投。「強打者こそ緩い変化球が有効になってくる。それを生かしてストレートで攻めた」とスライダーを中心に組み立て、その裏の同点劇に呼び込んだ。
比嘉監督は「ここまで来たら気持ちということだったと思う。末吉があまりいい状態ではなかったので新垣には(末吉が)100球超えたくらいで交代と伝えていた。的を外してよく押さえてくれた。センバツの悔しいピッチングが彼を成長させている。潜在的な能力が目覚めてきている」と新垣有の安定感を評した。最終決戦の相手は日大三(西東京)。比嘉は「絶対にチーム全体で初優勝して沖縄に帰りたい」と誓った。












