ヤクルト―巨人戦(19日、神宮)でプロ野球史上72人目(77度目)となるサイクル安打を達成した巨人・丸佳浩外野手(36)が喜びを爆発させた。

 初回の先制2ランを皮切りに、2打席目に安打、3打席目も二塁打、4打席目は四球と、サイクル安打まで残すところ三塁打のみとしていた丸。大記録達成をかけて臨んだ7回の5打席目は、長谷川の投じた2球目をうまくはじき返し、打球は右中間奥深くへ。相手守備が送球の体勢を整える中、丸は迷わず二塁も蹴って三塁へヘッドスライディングで飛び込むと、余裕の「セーフ」判定でサイクル安打を達成した。

 丸の大活躍もあってチームは15―2でヤクルトに快勝。阿部監督も「みんな打って、サイクルも素晴らしかったしね。(丸は)今状態がすごくいいし、走者がたまったところで返してほしかったからね」と、3番起用に応えたベテランを絶賛した。

 四球で出塁した4打席目までは「(サイクル安打を)意識していなかった」とするも、5打席目の直前で二岡ヘッドから耳打ちされたことで大記録を意識。それでも「一塁ベースを回ったぐらいで思い出しました(笑い)。『頼むから、自分の脚、もってくれ』と。最後はきれいなスライディングを見せたかったんですけど、変なスライディングになって、ちょっと悔いが残っています」とちゃめっ気たっぷりに振り返った。

サイクルは逃したが、2発4安打6打点と大暴れだった巨人・中山礼都
サイクルは逃したが、2発4安打6打点と大暴れだった巨人・中山礼都

 また、同じくサイクル安打まで三塁打1本としながら惜しくも達成できなかった後輩・中山については「中山礼都は最後まで狙ってましたけど、逆に最後に打席が回ってこなかったんで、(記録達成を)思わない方がいいのかもしれないですね」と〝丸節〟をさく裂させていた。

 プロ18年目、36歳での達成。丸自身も「まさかこの歳で達成できるって思わなかったので、僕自身ビックリしました」としながらも「若い時からしっかりとハードにトレーニングとかしてきたので、そういう貯金がまだ自分の中にあるんじゃないかなと思っています」と明かした。