中日・松山晋也投手(25)がドラゴンズ応援大使のSKE48・熊崎晴香(28)に熱い思いを語った。右ヒジの故障から8月9日に一軍復帰を果たした松山は、そこから5試合連続で無失点。今季はセーブ機会での失敗「0」を続けている。竜の守護神が明かした元チームメートのライデル・マルティネス投手(28=巨人)との関係とは――。

 熊崎 右尺骨肘頭疲労骨折で7月4日に登録を抹消されて8月9日に一軍復帰されました。右ヒジの状態はどうですか。

 松山 今は何ともないです。

 熊崎 一軍にいなかった期間はどういう思いでいましたか。

 松山 (登板の)チャンスがないというか、挑戦できないということが悔しかったです。挑戦できることが、すごく光栄なことなんだなと再確認できました。また野球ができるということに感謝して投げていきたいです。
 熊崎 一軍復帰したときに井上監督とは何かお話されましたか。

 松山 今後、何年も野球をやるんだからいい経験になったと思うし、今回のことを教訓として次のステップにつなげられるようにやっていってほしいと言われました。長く野球をやってほしいから無理はさせたくないのもあるし、チームとしても勝ちたいから無理はさせないけど、無理でも投げてもらいたいこともあるというか、よく分からなかったんですけど(笑い)。でもうれしかったです。

 熊崎 復帰に備えている時期に気分転換やリフレッシュのために行っていたことは。

 松山 ナゴヤ球場に行くと外で練習する時間が多い。僕は睡眠が大事だとすごく思っていて、太陽の光を浴びるとメラトニン(睡眠や体温調節などに関わるホルモン)ができるので、よく睡眠を取るため、眠るための準備も含めてウオーキングやランニングなどに取り組んでいました。

 熊崎 ナゴヤ球場だと溶けてしまいそうになるぐらい暑いですよね。

 松山 そうですね(笑い)。ルーキーの子たちと同じメニューをやっていて、やめたかったんですけど、でも(ルーキーたちも)見ているし、「これぐらいでいいんだ」と思われてもダメだし、そうなってほしくないので頑張りました。

 熊崎 先輩のかがみですね。ちゃんとかっこいい背中を見せている。後輩といえば金丸夢斗投手が7日の阪神戦(バンテリン)で初勝利を挙げましたけど、何かお話はされましたか。

 松山 初勝利を挙げたので何かプレゼントしようとも思ったのですが、1勝するためにクジを引いてもらってドラフト1位で入団したわけではない。そこは通過点なのかなと思っていいかなというのもあったので「本当におめでとう」とLINEをしました。

 熊崎 松山投手は今季セーブシチュエーションで一度も失敗していません。これはとんでもなくすごいことだと思いますが、ご自身ではどう思われていますか。

 松山 本当にデータ担当の方や野手の皆さんのおかげでこういう形になってきていると思います。今後も準備は怠らず、マウンドに上がれることに喜び感じながら継続できるようにやっていきたいです。

 熊崎 こうやって記録が継続することによってのプレッシャーや緊張はありませんか。

 松山 それはないですね。私生活で緊張感があることはそんなにないけど一軍にいると緊張感があるじゃないですか。マウンドに上がると3万6000人の視線が集まる。普通の生活ではそんな体験はできないのでそこを粋に感じたいですね。

2024年のオールスターで記念撮影するマルティネス(左)と松山晋也(中)
2024年のオールスターで記念撮影するマルティネス(左)と松山晋也(中)

 熊崎 巨人・マルティネス投手とセーブ数は僅差(18日時点でマルティネス=34セーブ、松山=31セーブ)ですけどタイトルへの意識はありますか。

 松山 皆さんにそう聞かれるんですけど本当に一つひとつアウトを取っていく。その中で目の前に(チャンスが)来た時にまた追い抜けるようにやっていきたいと思っています。でもこれはチーム状況次第だと思うのでそこを楽しみながら。春先にライデル(マルティネス)に「セ・リーグを2人で盛り上げようぜ」と言ったんです。「もちろんだ」と言っていたんですけど僕が(故障で)いなくなってからライデルもやられたりしていた(マルティネスは6月まで1勝0敗26セーブ、防御率0・00だったが7月は1勝2敗4セーブ、防御率6・75と調子を落とした)。打たれたのは僕がいなくなったせいだと思うので、これからデッドヒートしたいですね。(昨年まで)一緒にやってきた仲間ですし、いい関係で高め合いたいと思っています。

 熊崎 どちらがセーブ王になるか楽しみにしています。今後の目標を教えてもらえますか。

 松山 50試合以上絶対に投げると決めているので、そこは目標にしています(現在の登板数は37試合)。あとは結果がついてくると思う。それまでの過程を大事にして楽しみながら、野球に取り組んでいきたいです。

 熊崎 クライマックスシリーズへの思いを聞かせてください。

 松山 (中日は)2012年以来出ていないのでファンの皆さんにすごく応援してもらってます。中継ぎのみんなとまた野球ができるのはすごく光栄ですし、楽しみでした。自分のできることを全うし、チームの戦力になれるよう頑張りたいと思います。