セ2位の巨人は17日の阪神戦(東京ドーム)に1―3で敗れ、痛恨のカード負け越し。首位を独走する猛虎にとうとう今季最大の13ゲーム差まで突き放された。

 4回に右翼手・丸の失策絡みで2点を先制されると、相手を上回る10安打を放った打線は再三の好機を生かせず、丸のソロ一発のみ。阿部慎之助監督(46)は「阪神にやられっぱなしですけど、まだ優勝は0%になったわけではないんで。これからは全部勝つつもりでやるしかない」と努めて前を向いた。

 今後のシーズンだけでなくポストシーズンを勝ち上がるためには、決定力を上げていく必要もある。チーム関係者の一人は「目先のものにとらわれてしまって、緩急に対するアプローチの仕方や、タイミングの合わせ方が徹底できていない。『全てをうまくやろう』というふうに考えてしまうから、余計空回りしてしまう」と現状を分析しながら「準備段階からどこか『切り捨てる』『割り切る覚悟』が必要だ」と指摘した。

 この日の先発・才木、前日16日に対戦して完封を許した村上など好投手から大量得点を挙げることは簡単ではない。とはいえ、どこかで攻略の糸口をつかめなければ、2012年を最後に遠ざかっている日本一への道もますます険しくなる。残りのシーズンだけでなく、短期決戦に入ればエース級との対戦は必至。そのためにも大胆に割り切り、捨てる覚悟を持つことが欠かせないという。

 主砲・岡本が長期離脱から復帰してもチームは連敗。残りは35試合と、いよいよ少なくなってきている。