パ首位・ソフトバンクは16日の最下位・ロッテ戦(みずほペイペイ)に2―7の完敗を喫した。先発・有原が4回7失点(自責3)で、5月以来の黒星となる6敗目(10勝)。打線は相手先発・小島に8回10三振を喫して、ソロ2発に封じられた。60年ぶりに更新していた本拠地での連勝は「13」でストップ。勝ち越しがかかる17日のカード最終戦は、モイネロを先発に立てて仕切り直しを図る。
7月5日から始まった本拠地での連勝が止まる一方で、チームで懸案となっていた〝珍事〟も止まった。7点を追う7回。4番・山川穂高内野手(33)が2球目のチェンジアップを捉えて左中間テラス席へ叩き込んだ19号ソロこそが、チーム待望の一発だった。
この日はシーズン107試合目。山川にとって今季初の「2試合連続弾」だった。完全にレギュラーをつかんだ西武時代の2018年以降、これほどまでに「2戦連発」の響きが開幕から聞こえてこなかったシーズンはなかった。かねてチーム内から「本人も気にかけているが、2試合続けて出ていないのがやっぱりおかしい」という声が上がっていたように、周囲も山川本人も異変を自覚して気を揉んでいた。継続性はバロメーターの一つだ。2試合連続弾がベンチ全体を明るくしたのは言うまでもなかった。
どこかで引っかかっていたネガティブな連続性を断ち切った事実は大きい。この日は4月11日以来となる今季4度目の「猛打賞」もマーク。内容ある打撃と好調要因について「ここからは全部大事な試合になってくる。相手も記事を見ているので、秘密でいきましょう」と不敵な笑みを浮かべた山川。チーム内で単なる「空砲」と受け止められなかった事実が、4番を託される男への期待の大きさを物語っていた。












