パ首位のソフトバンクは14日の西武戦(ベルーナ)に2―3で逆転負けを喫し、連勝は「6」で止まった。

 まさかの結末だった。1点ビハインドの9回二死一、二塁と一打同点の好機を作り、打席には川瀬。追い込まれながら二遊間の間を抜く中前打を放ち同点かと思われたが、一塁走者の嶺井がオーバーランを大きくとり、中堅から二塁への送球でタッチアウト。同点とはならなかった。小久保監督は「すごい終わり方やったね。でもよく粘りました」とチームをねぎらった。

 この日の敗戦で2位・日本ハムとのゲーム差は「3」に縮まった。その一方で〝収穫〟もあった。それは競争の活性化だ。「9番・遊撃」で先発出場した川瀬晃内野手(27)は2号2ランを含む3安打の大活躍。指揮官も「勝ちゲームにしてあげたかった」と称賛した。

 二軍では今宮、栗原といった面々が実戦復帰を果たし一軍昇格も間近。内野争いがますます激しくなる中で、川瀬は「ダウンズだったり(野村)勇さんもすごく結果を残している。そこはやっぱり最近自分が結果が出ていない分、もどかしさはあった」と心境を吐露。層が厚いホークスで、より一層本格化する競争に向けて闘志を燃やす。

 さらに外野ではコンディション不良で欠場となった周東に代わり、川村友斗外野手(26)が「1番・中堅」で今季初スタメン。小久保監督は「(周東)佑京が出ないときはチャンス。センターは(佐藤)直樹か牧原か川村。今日は川村にチャンスを与えた」と説明。この日は無安打と振るわなかったが、首脳陣は「またチャンスはある」と語った。

 今季は主力不在の中で新たな力が台頭してきたホークス。主力の復帰が近づくタイミングでの競争活性化となれば、チームにとってもプラスだ。首位の座をがっちりとキープするため、若鷹の奮闘が注目される。