パ首位・ソフトバンクは11日の日本ハム戦(みずほペイペイ)に3―1で競り勝ち、5連勝を飾った。貯金を今季最多の「27」とし、2位とのゲーム差は今季最大の「4」に拡大。本拠地みずほペイペイドームでの連勝は福岡移転後最長タイの「12」となった。この日は孫正義オーナーの68歳の誕生日。優勝を争う最大ライバルをスイープし、誰よりも勝負にこだわる総帥に価値ある勝利を届けた。

 先発3本柱の一角を担う大関友久投手(27)が6回4安打、無四球、1失点の好投で自身初の2ケタ勝利となる10勝目をマーク。初回いきなり3番・万波に先制ソロを献上するも、尻上がりに調子を上げた。「初回、2回は少しバタついてしまったが、3回以降は自分のやることを明確にして、投球に集中することができた」。9試合連続のクオリティースタート(6回以上、自責3以下)をマークして、自身8連勝。スイープ達成を託したチームの期待に応えた。

 打線は大関を勇気づけるように序盤に援護した。まずは3回、二死二塁から打撃好調の近藤が適時二塁打で同点。続く4回には7番・山本、8番・野村の連打で一死満塁とし、9番・牧原大のタイムリーで勝ち越しに成功した。7回には代打・中村晃が二死一、二塁からしぶとく左前へ弾き返す技ありの適時打。貴重な3点目を叩き出し、勝機をグッと引き寄せると、終盤は藤井―松本裕―杉山の鉄壁リリーフ陣が追加点を与えず、2点のリードを守り切った。

 初戦の有原、2戦目のモイネロ、3戦目の大関と先発全員が白星を手にし、同一カードで同時に10勝目を挙げた。天王山と位置づけたカードを最高の戦績で終えた小久保監督は試合後「ここに合わせてローテを組んできた。それが最高の結果につながってよかった」とナインの奮闘を激賞。首位をがっちりと固め、優勝マジックは最短14日にも点灯する。悲願のリーグ連覇に向け、鷹の勢いがさらに加速しそうだ。