パリ五輪の卓球女子団体で日本に銀メダルをもたらした仲間が、横浜の地で火花を散らした。

 男女シングルスの世界ランキング上位選手で争われるWTTチャンピオンズ横浜3日目(9日、神奈川・横浜BUNTAI)の女子シングルス2回戦では、世界ランキング6位の張本美和(17=木下グループ)と同13位の早田ひな(25=日本生命)が激突した。

 試合は最終ゲームまでもつれる大接戦となった。第5ゲーム、早田が2―4で追いかける場面で痛めている左腕の処置を受けるためにメディカルタイムアウトを取って中断。試合が再開すると、張本優位の展開から流れが変わり、早田が逆転で勝利を収めた。

 試合後の早田は「今日は本当に気持ちの勝負で、途中にメディカルタイムアウトを取ったが、最後まで後悔しないように、どんな一本も粘り続けるという気持ちを持って試合をした」と語った。7月のUSスマッシュ準々決勝では今回と同じ症状を抱えて逆転負け。「メディカルタイムアウトを取らずに負けて後悔したので、今回は勇気をふり絞って取った」と説明した。

 張本は「相手がメディカルタイムアウトを取ってから自分のペースを失ってしまい、そこは反省点だが、新たな経験にはなった」と涙ながらに語っていた。

パリ五輪でダブルスを組んだ早田ひなと張本美和
パリ五輪でダブルスを組んだ早田ひなと張本美和