新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」5日大阪大会のBブロック公式戦で、KONOSUKE TAKESHITA(竹下幸之介=30)がYOSHI―HASHI(43)から5勝目を挙げた。DDT、米国・AEWに加えて今年から新日本との3団体所属となった男は唯一無二の〝過酷訓練〟でG1に備えてきた。世界に名をとどろかせるジ・アルファがこの夏、プロレス界の「ラスボス」に君臨する。
YOSHI―HASHIの猛攻にさらされた竹下は、スワントーンボムを浴びながらも3カウントは許さない。カルマをスタナーで切り返すと、ワガママからのレイジングファイヤーで逆転勝利。「強えんじゃねえかよ。やれんじゃねえかよ。でもよ、どの試合も常に頂点を目指してる俺とは(胸を叩きながら)ここが違うんだよ、バカヤロー」と勝ち誇った。
初出場の昨年大会は決勝トーナメント1回戦で敗退。キャリア最大級の悔しさと振り返る竹下は「この1年、G1を優勝するためだけに過ごしてきたと言っても過言ではなくて。去年経験して、いかに過酷なものかが分かったので、この1年は世界各国ムチャなスケジュールで回ってきて。AEWでもたぶん一番試合してるのは俺。それは全部G1を見据えてのものなので」と今大会にかける思いを明かした。
今年1月の新日本入団で3団体所属となってからはさらにハードな日程に。2月大阪大会でボルチン・オレッグを下してNEVER無差別級王座V3に成功すると、翌日に豪州に渡ってAEWマットでケニー・オメガ&ウィル・オスプレイのドリームタッグと対戦。4月両国大会では米シカゴから前日夜に帰国し、大岩陵平を下して同王座V5に成功すると、そのまま羽田からフィラデルフィアに飛んで、到着当日に試合に出場した。
6月大阪城大会でボルチンに敗れベルトを失っても、もちろん休息は訪れず、直後にメキシコで2試合をこなした。竹下は「基本的には(試合する国に)着くのは前日の夜か当日の朝。米国、メキシコ、英国、そこからもう1回米国で試合みたいなスケジュールをわざと組んできました。同じことやってる選手? 俺しかいないでしょ。それでケガなくやってこれたのは一つ自信だし、ベストな試合も見せてきたので」と、すべては過酷なG1を制するべく過酷な環境に身を置いたと説明した。
3団体所属は前代未聞の契約。所属でありながら〝外敵〟とみなされることもある。「みんな『竹下にだけは優勝させたくない』って気持ちの共通項があると思うので。それがある意味、3団体(所属)の強みじゃないですか? だって強いラスボスがいないと面白くないでしょ。みんなで仲良しこよし、切磋琢磨やってても面白くないので」と豪語。比類なきキャリアを歩むジ・アルファが、今年こそG1の頂に立つ。













