阪神・大竹耕太郎投手(30)が、29日の広島戦(甲子園)に先発。7回4安打無失点の好投で今季6勝目をゲットした。 
 
 走者を背負いながらも落ち着いた投球で、〝お得意さま〟の赤ヘル打線を封じた。1点リードの7回は、遊撃・小幡の失策、末包の左前打などで無死満塁の大ピンチ。それでも、「絶対に打たれちゃいけないって考えるよりは、追いつかれても追いつかれないようにという考えでした」という左腕は、代打・野間をカウント2―1から力強い直球で併殺打に仕留めた。
 
 そして二死二、三塁から大盛を緩いチェンジアップで左飛に打ち取り、雄たけびをあげながらガッツポーズ。直後の7回の打席で代打を送られてお役御免となった。

 絶体絶命の場面だったが、落ち着いた投球で1点を守り切った虎の背番号49。この日は、普段から行っている〝発想転換トレーニング〟が生きたという。「先頭をエラーで出したことをポジティブにとらえたら、味方のエラーを帳消しにするチャンスだとか、ゲッツーが取れるなとか。私生活から意識していますし、ピッチングにも生きているのかなと思います」

 大竹の粘投を見守った藤川球児監督(44)も、「期待に応えてくれるような素晴らしいピッチング。頼もしいという一言」と絶賛した。チームは1―0の零封勝ちで、広島戦は9連勝。貯金を今季最多の「21」に増やし、2位・巨人とは11ゲーム差に広がった。