米国・AEWの「AEW COLLISION」が26日(日本時間27日)に放送され、24日にフロリダ州の自宅で急死したWWE殿堂者のハルク・ホーガンさん(本名テリー・ボレア=享年71)を追悼した。

 実況のトニー・シバーニ氏は放送内で「今週は長年プロレスに携わってきた私たちにとって、非常につらい1週間となりました。突如として伝えられたハルク・ホーガンの訃報」と切り出して、ホーガンさんの功績を紹介した。

 続けて「時に我々は、あまりに巨大な存在を『別世界の人間』と思い込んでしまいますが、彼らも我々と同じ人間であり大切な家族がいます。心よりハルク・ホーガンのご家族、娘のブルック、息子のニック、そして妻のスカイに哀悼の意を表します」などと遺族に伝え、「AEW一同より、安らかに、RIP、ブラザー」とホーガンさんの口癖で締めた。

 ライバル団体の大功労者に対して心のこもった弔意を送ったが、AEWが団体としてメッセージを出すのかはプロレスファンの間で注目されていた。実際、WWEはもちろんのこと新日本プロレス、米TNAなど各団体が弔意を示し、ホーガンさんを追悼した。ところが米メジャー団体のAEWだけ、反応がなかったからだ。

 背景には、AEWオーナーのトニー・カーン氏が2020年に、ホーガンさんの過去の人種差別発言を問題視して団体から「BANした」と報じられたことがあるとみられた。カーン氏自身は27日までにSNSなどでホーガンさん死去に触れないまま。とはいえ、各団体に遅れながらも〝リアル・アメリカン〟の多大な功績と影響力を無視することはできなかったということか。

 一方、AEWで主力ロースターのMJFは自身の「X」に「おっと、みんなハルク・ホーガンのツイートを期待してた?!? 君たち、めっちゃ独創性ないね。みんな、ただの安っぽい盛り上がりしか好きじゃないんだから」と投稿し、物議を醸していた。