近年の高校球界をリードしてきた〝西の横綱〟大阪桐蔭がベンチ前で涙にくれた。第107回全国高校野球選手権大会大阪大会の決勝戦が27日に大阪・南港で行われ、大阪桐蔭が東大阪大柏原に延長10回、5―6で敗れた。タイブレークで迎えた10回、2点を追う大阪桐蔭は無死一、二塁から4番・吉野(3年)の犠打で一死二、三塁とし、内海(3年)の左犠飛で1点差。しかし、二死二塁で続く本田(3年)がニゴロに倒れ、東大阪大柏原ナインの歓喜の輪を目のあたりにした。

 プロ注目右腕の森(3年)が2回に2点を先制され、2番手の中野(3年)も6回に2失点。7回に相手投手の制球難と3本の単打で一気に同点とするが、東大阪大柏原の継投の前にわずか5安打に押さえられ、延長で力尽きた。

 初戦から順当に〝コールド勝ち〟を重ね、大阪偕星との準々決勝は1点が遠く、サヨナラスクイズで辛勝。準決勝で宿敵・履正社を8―1で下し、2年連続14度目の出場まであと一歩まで来ていたが、持ち前の強打は火を噴かず、選抜に続いて6年ぶりに春夏連続で甲子園を逃した。