25日、東京・首相官邸前で「石破辞めるな」デモが行われ、主催者発表で1200人が集まった。自民党内で参院選大敗の責任を問われている石破茂首相に対して、「がんばれ石破!」とシュプレヒコールを上げた。一体どんな人たちが集まったのか。
自民党は28日に参院選を総括する両院議員懇談会を開催する。党内の若手や中堅は懇談会ではなく両院議員総会にするべく署名を集めており、総会招集要求に必要な人数分がこの日、集まった。すでに自民党内では石破氏に対する辞任圧力が高まりに高まっている。
そんな「石破辞めろ!」という自民党内の空気に反対しているのが「石破辞めるな」デモだ。午後7時前から続々と人々が官邸前に集まり、手には「石破さんのせいじゃない」「がんばれ石破」などと応援コメントが書かれたプラカードを持っていた。
一体どんな人たちなのか。兵庫・尼崎から新幹線で来たという男性は「石破氏を全面的に評価しているわけじゃないんですよ。首相としては100点満点中30点かな。でも、石破氏を引きずり降ろそうとしている麻生(太郎)氏や岸田(文雄)氏、菅(義偉)氏、そして政権を握りたい高市早苗氏に比べたらよっぽどマシ。はっきり言うと高市氏に首相になってもらいたくないんです」とまくしたてた。
自民党の支持者ではなく他党の支持者だという。「私も5日前(参院選投開票日の20日のこと)までは『石破自民党打倒!』と言ってましたから。でもこうなってはやっぱり石破氏です。野党にとって石破氏でいるのが都合がいいとかじゃないです。この国にとっていいんです。また安倍政治が復活するなんてとんでもないですよ」。デモが終わるとすぐに新幹線で帰宅するという。
大きなプラカードに「辞めるな石破茂」と書いた男性も自民党や石破氏の支持者ではないと明かした。「直近の自民党の首相の中ではすばらしいとは言いませんが、まともな人。低レベルな話になりますが、まともに受け答えができるじゃないですか。高市氏になって参政党あたりと連立されたらたまったもんじゃない。消極的な応援といえばそうかもしれない」と話した。
人一倍大きな声で石破氏を応援していた男性は「いま石破氏が辞めると高市氏になってしまい、参政党や裏金議員が出てきて日本がカオスになってしまう。だから石破氏には踏みとどまってもらいたい。自民党が石破氏をスケープゴートにするのはおかしい」と訴えた。
やはり参院選では自民党ではない政党を応援したという。にもかかわらず、今は石破氏を応援していることとの整合性はどうとらえているのか。
「整合性はないですよ。選挙中は『石破ダメだ』って言ってました。でも(より右派の政権ができて)分断が起きないためにも石破氏にここは踏ん張ってほしい」と話した。
石破氏はこの日、長野・軽井沢の講演で続投に意欲を見せたという。しかし、「がんばれ石破」と言ってくれる人がいるものの、本当の石破支持者はいなさそう。いばらの道が続く。












