日本維新の会・藤田文武共同代表は23日、東京・有楽町のイトシア前で行った街頭演説会で、演説を妨害される被害に遭った。

 維新が自民党と共同で特別国会に提出した「副首都構想」関連法案に反対する抗議者たちは、藤田氏や中司宏幹事長の演説している際、「END維新」と記した長い旗などを振りまわし大音量のマイクで抗議活動を展開した。

 藤田氏は大勢の聴衆たちに向かって「今日は騒がしくて、せっかく(演説を)聞きに来てくれたかたがた、本当にすいません。一生懸命、国会最終盤の状況も含めて、みなさんにお訴えをいただきたく思いますので、ちょっと騒がしいですが聞いてください」と落ち着いた口調で訴えた。

 午後7時を過ぎても30度を越す蒸し暑いなかで藤田氏は「東京クラスの都市をもう1つ、2つと作って世界と戦っていくんだ、これこそが私たち維新がずっと求め続け、あと一歩のところまできている副首都構想なんです」と説明。一方、シュプレヒコールを続ける人たちに対しては「すごい喉が強いですよね。ぼくより、喉が強いからビックリ。でも、負けませんので」と笑顔を交えて気丈に振る舞い最後まで演説をやり遂げた。

 終了後、報道陣の取材に応じた藤田氏は「今日はこういううるさいなかでも多くの人が立ち止まって聞いてくれたんで、まあ、もうここまで来たら(副首都法案に反対する)野党のことを批判しても仕方ないと思って、自分たちが力をつけようと。国民のみなさんから理解を得られるように頑張ろうと、そういう思いでお話をしました」と振り返った。

 抗議者たちの騒がしいなかでも無事に演説を終えた藤田氏。同関連法案に理解を示す人たちから暖かい声援を受け、演説が終わったあとには握手が求められた。

 演説で妨害を受けたことに藤田氏は「ちょっとこれ法律的には難しいですけど、(秋以降の国会で法案を提出するか)慎重に検討をしているんで、その議論をしっかり深められるようにやりたいと思います」と藤田氏は語った。