F1レッドブルの角田裕毅(25)に今季途中の緊急更迭はあるのか――。レジェンドのジャック・ビルヌーブ氏(54)がその可能性について言及した。

 角田は4月の日本グランプリ(GP)から緊急昇格したが、低迷が続いて更迭論がヒートアップ。ただ、クリスチャン・ホーナー代表が電撃解雇されて、角田への信頼が厚いローラン・メキース代表が就任したことで、角田の今季途中の退団はなくなったとの観測が広がっている。

 しかし、そこはこれまで幾度となく前言撤回でドライバーの緊急更迭を繰り返してきたレッドブルだけに、一寸先は闇。短期休暇明けとなる今週末のベルギーGP(27日決勝)、ハンガリーGP(8月3日決勝)で結果が出なければ、夏休み中の緊急更迭はありうるとの見方も依然として根強い。

 そうした中で、レジェンドのビルヌーブ氏がF1公式サイトによる座談会で注目発言を行った。角田の去就について話題を振られると「角田裕毅がレッドブルにどれくらいとどまるかは、もう一つの大きな疑問符だ」。状況次第では近々の電撃解雇もありうるという含みを持たせた発言で脚光を浴びた。

ジャック・ビルヌーブ氏(ロイター)
ジャック・ビルヌーブ氏(ロイター)

 続けて「彼は小さなチームから大きなチームに移籍するために、とても懸命に努力していた。彼は優れたドライバーではあるが、並外れたドライバーでなければならない…ルイス(ハミルトン)、フェルナンド(アロンソ)、(オスカー)ピアストリ、あるいは(ランド)ノリスのようなドライバーでなければならない」とレッドブルの座を維持するには超一流の実力が求められると強調。もちろん、今の角田はその域に達しておらず不適格と言える。そうなると、何が起きてもおかしくないというわけだ。

 英メディア「F1オーバーステア」などもこの爆弾発言を取り上げて「ジャック・ビルヌーヴは角田裕毅のF1での将来について『大きな疑問符』があると語った」などと反応している。

 角田の去就問題はまだまだ火種がくすぶっている。まずはベルギーGPで快走を見せて雑音を封じたいところだが…。