西武は20日のソフトバンク戦(ベルーナ)に3―7と連敗し借金2。これで今季87試合目で自力優勝の可能性が消滅した。
シーズン91敗を喫した昨季は5月18日、球団最速の39試合目での屈辱だった。それに比べればチーム再建は前に進んでいるようだが交流戦後、上位3チームとの対戦が3勝10敗という現実を見れば総合力の差は歴然としている。
この日は昨年のパ・リーグ新人王・武内夏暉投手(23)が野村勇、谷川原に不用意な一発を浴びるなど5回8安打5失点でKO降板。ここまで鷹戦に2戦2勝、防御率0・75とキラーぶりを発揮していたが、見事に攻略されてしまった。
3敗目を喫した武内は「3回の先頭打者に本塁打を打たれたことで相手に勢いをつけてしまった。試合の流れを渡さないようにするには、やはり先頭打者を抑えることが重要。もっと慎重に投げていれば」と反省の弁が口をついた。
昨年91敗を喫した歴史的低迷のチームにあってチームトップタイの10勝を挙げ4つの貯金を作った武内が故障の影響もあり、ここまで4勝3敗と低迷。同じく10勝(8敗)をマークしたエース・今井達也投手(27)も6勝3敗、防御率1・62ながら直近3試合で0勝1敗、防御率4・61と精彩を欠きこの日2度目の抹消となった。
7月に入ってチームは4勝11敗と急失速。これまでの3か月間、チームの月間防御率は2・31~2・51のレンジの中で推移していたが今月に入っての同防御率は3・54に悪化。チーム月間打率2割3分~2割4分1厘のレンジにあった攻撃面も今月は1割9分1厘と低空飛行が続いており得点力も低下している。
昨年に比べれば、まだ全ての可能性は残されている。とはいえ、残り56試合で首位・日本ハムとの差は11ゲームに開いた。
現実的には5・5ゲーム差の3位・オリックスをかわしてCS出場圏内を目指すことになりそうだが、5位・楽天も2ゲーム差に迫っている。再建中の西武が本当の正念場に立たされている。












