パ4位の西武は16日の日本ハム戦(ベルーナ)に1―10で大敗し、4月28日以来となる借金生活に突入した。
先発した渡辺勇は初回から3点を失うなど4回11安打5失点でKO。試合後の西口文也監督(52)は「ここというところでの勝負球が多少甘くなって仕留められた。対して、うちは甘い球を仕留められなかった。その差じゃないですかね。この点数の差は」と語った。
これで首位を走る日本ハムとは10ゲーム差まで拡大した。しかし、その差はゲーム差以上に開きがあるのかもしれない。3点を先制された直後、初回二死満塁のチャンスでは、この日一軍昇格したばかりの村田怜音内野手(23)が直球を捉え、右翼後方へライナー性の打球を放った。ただ、相手右翼手・万波の背走キャッチに阻まれ、反撃の芽を断ち切られてしまった。
指揮官も「あれも当たり自体はよかった。内容的には悪くはないけども、そこをヒットにできてるか、できてないかの差じゃないですかね」と振り返った。
村田は3回一死一、二塁で迎えた第2打席でも右中間に放った打球を中堅手・五十幡に好捕され、結局は4打数無安打に終わった。
今季初の一軍戦に村田は「ちょっと震えましたが、楽しかったです」としながら、好守に阻まれた打席について「1、2打席とも自分の中ではいい形で打てたんですけど。何せ外野守備の足の速さがファームで見たスピードと違って、尋常じゃないくらい速くて…」と閉口。万波と五十幡の守備力に脱帽するしかなく「両方とも打った瞬間『長打だ!』と思って走っていたんですけど、足の回転が速すぎて『追いつくの!?』という感じでした。ファームだったら全然抜けてるっす。その2つがあったので、そこから変に力んで(残りの2打席は)ボールを追いかけてしまった」と首位チームとの違いを口にした。
交流戦後は4勝11敗1分けと急失速し、約2か月半ぶりの借金生活に戻ってしまった西武。西口監督は「(借金を)早くゼロに戻さないとしんどくなってくるので、何とか明日またゼロに戻せるようにみんなで頑張っていきたい」と前を向いたが、果たして――。












