15日(日本時間16日)にアトランタで開催されたMLBオールスター戦で、ナ・リーグを率いたドジャースのデーブ・ロバーツ監督(53)の投手起用にパドレスファンが激怒していると米メディア「ファンサイデッド」が16日(同17日)、報じた。

 今年の球宴にパドレスの救援陣からジェイソン・アダム投手(33)、アドレアン・モレホン投手(26)、守護神のロベルト・スアレス投手(34)の3選手が出場。アダムとモレホンはここまでメジャー2位タイの47試合、スアレスも43試合に登板しており、疲労の蓄積が心配されている。

 そんな中、ロバーツ監督はライバル球団の3選手を球宴で惜しみなく起用。9回の頭はナ・リーグ最優秀リリーフ投手に輝いているメッツのエドウィン・ディアス投手(31)ではなく、スアレスをマウンドに送り、自軍のクレイトン・カーショー投手(37)は1イニングを投げさせず、二死からアダムに替え、3アウト目を奪った。

「ロバーツは過重労働のパドレスのリリーフ3投手を含むナ・リーグ全投手がゲームに出られるよう尽力した。ミッドサマー・クラシックに出場するのは名誉なので、彼の意図は正しいかもしれない」という同メディアだが「パドレスファンはそう思っていない。激怒するのも無理はない」とパドレスファンの気持ちを代弁。ロバーツ監督が山本由伸投手(26)を登板させなかったことやフレディ・フリーマン内野手(35)を先発メンバーで唯一、第1打席で替えたことも指摘し「ドジャースの選手はロバーツ監督から同じ扱いを受けなかった。ドジャースを同じように指揮していたらパドレスファンもおそらく気にも留めなかっただろう。しかし、実際にそうはならなかった。ロバーツ監督は後半戦に向けてパドレスの選手を休ませることにまったく関心がなく、ドジャースの選手を早く交代させた。ロバーツ監督が使える選手を起用することには何ら問題はない。しかし、パドレスの投手を起用しながら、自軍の選手をわざわざ休ませようとしたように感じられる」と〝えこひいき采配〟に疑問を投げかけた。

 ナ・リーグ西地区の覇権を争う両軍は6月16日(同17日)からの4連戦で報復死球合戦を繰り広げ、両指揮官が退場処分になるなどヒートアップ。遺恨は深まっているが、球宴でのロバーツ采配もしこりを残す結果となったようだ。