前半戦、不振に終わったドジャースのムーキー・ベッツ内野手(32)の「野球のボールを打つのが一番難しい」発言が波紋を広げている。「MVPトリオ」の一角を担うベッツだが、打率2割4分4厘、11本塁打、45打点と物足りない数字が並び、攻撃力低迷の要因ともなった。常連だったオールスター選出も逃してすっかり存在感が薄れてしまったが、落ち込んだメンタルのせいか、フィールド外での〝失言〟も物議を醸している。

 ベッツは先ごろポッドキャスト「オール・ザ・スモーク」に出演し、司会者から「最も難しいスポーツは何と思うか」と聞かれ「野球のボールを打つこと。間違いなく一番大変だと思います」と即答。さらにNFLと比較し「クオーターバックがパスミスをしても、レシーバーを止めるチャンスはある。野球のボールは幸運で打てることまったくありません。私は毎日やっているが、うまくいかない」と続けた。

 この発言は多くの議論を呼び、米メディア「アウトキック」は「ベッツはもっとも難しいスポーツ論争の世界に足を踏み入れた」とし、SNSの反応を紹介。「どんなレベルでもコーナーバックをすることがどれだけ難しいか」「スイングで幸運が訪れる可能性だってある」「運だけでNFLのコーナーバックをカバーすることはできない」「ボールを打つのは厳密に言えば運だ。技術と狙いと運だ」「ゴルフの方が全然難しい」…。苦悩するベッツの見解だけに重みがあるが、NFLファンにすればだまっていられないだろう。