ドラゴンゲートの年間最大興行(13日、神戸ワールド記念ホール)で、オープン・ザ・ドリームゲート新王者となったシュン・スカイウォーカーが激怒している。同大会で、YAMATOを破り王座に就いた。だが、試合後に同じ極悪軍「Z―Brats」に属する菊田円から殴打され、ユニット追放状態に。バックステージにも現れず姿を消したシュンが、翌14日未明に独占インタビューに応じた。

「負けたら退団」という十字架を背負い、挑んだ王座戦はまさに激闘だった。試合時間が20分を過ぎても両者の勢いは止まらず。最後はYAMATOの得意なラグナロクを切り返したシュンが、ムーンサルトプレスからのSSWを決め、29分34秒の激闘を制した。

 だが、試合後には驚きの展開が待っていた。天上天下唯我独尊を地で行く男がマイクを持ち「プロレス界の頂点に鎮座しているのは、お前たちが見ているとおりシュン・スカイウォーカーだ!」と高らかに宣言した。その瞬間、菊田からラリアートで殴られ「お前、負けて退団するんじゃねえのかよ? お前の言う強さと俺の強さで戦おうか? ただな、この戦いの先にある未来はお前の地獄だ」と吐き捨てられた。帆希以外は菊田側に付き、事実上ユニットから追放されてしまったシュンは、足元をふらつかせ、そのまま会場から姿を消した。

 事前に取材を申し込んでいた記者からの電話にも応答しなかったシュンだったが、誰もが就寝中と思われる深夜4時半頃に折り返しの電話が鳴った。心なしか、いつもより声に張りがない様子のシュンは王座戴冠について「至極当たり前の史実が刻まれただけだが、同時に歴史的な出来事が起こった。YAMATOの歩いてきた道のりは認めるけど、今こうやって終わってみたら、それはシュン・スカイウォーカーの天空のもとで行われていた人間史の偉大な功績だった」と語った。

 団体の年間最大興行の最後に自身が赤っ恥をかかされるとは想定外。菊田の裏切りには、あまりに突然の出来事で記憶を喪失したと明かす。「あの瞬間、何が起こったか全くわからなかった。気がついたら、救護室でドクターと帆希に介抱されてた」と振り返る。そして「襲ったのが菊田だったと話を聞いて映像も見たけど、怒りや憎しみっていう感情は全くなくて『何をしてるの?』っていう疑問と『それ大丈夫?』っていう心配の気持ち。人間同士のいざこざとか争いなんかに比べて、やっぱり天罰っていうのは残酷だから」と意味深に語った。天を自称するシュンから与えられる菊田への報復は、恐ろしいに違いないだろう。

 そして王座を再び手にしたからには、一騎打ちの約束をしている新日本プロレスの鷹木信悟との対戦も期待されるが「鷹木? 誰だそれ?」と話し、電話を切った。