陸上の日本選手権最終日(6日、東京・国立競技場)、女子100メートル障害の元日本記録保持者で2021年東京五輪代表の寺田明日香(35=ジャパンクリエイト)が同種目の決勝に出場。13秒09の6位でレースを終えた。

 寺田は今季で引退を表明しており、今大会が11回目の出場。ゴール後は、他の選手に囲まれてねぎらいを受けた。最後の日本選手権を終えた寺田は「最後だと思うと思いがあふれて、冷静に走れないなと思っていた。やるべきことを考えて走ろうと臨んだ」と、この日のレースに臨む心境を明かした。

決勝を走り終え、シューズを脱ぐ寺田明日香
決勝を走り終え、シューズを脱ぐ寺田明日香

 長年にわたって第一線で活躍してきたベテランは、同種目が今大会の大トリとなったことについて「そんな種目になったのねっていう。その年の注目種目が最後になる傾向があるので、すごいなと率直に思っていて、それだけ全体的にレベルアップしている。注目してくださって、スター選手もいる」と感慨深い表情を浮かべた。

 その上で「競技が育っていく瞬間を見てこられたのはすごくうれしいなと思う。勢いのある種目なので、それが止まらないように、今年いっぱいやっていけたら」。残りの競技生活を全力で駆け抜け、完全燃焼する構えだ。