新生ゼロワンの「火祭り2025」決勝戦(4日、東京・新宿フェイス)は、復活した〝伝説の不死鳥〟ハヤブサがクリス・ヴァイス(40)を下して初出場優勝を飾った。

 FMWでデビューした故江崎英治さんのハヤブサは驚異の空中殺法で多くのファンを魅了したが、2001年10月に試合中のアクシデントで頸椎を損傷。16年3月に47歳の若さで死去した。時を超えて復活したハヤブサは、4月27日「ルチャフェススペシャル」のデビューから無敗の快進撃を続けている。

「火祭り」リーグ戦は、Bブロックを4勝1分けの得点23で突破。Aブロック代表のヴァイスとの一戦は、互いに握手で健闘を誓ってからスタートした。ドロップキックで先制し、鮮やかなノータッチ式のトペ・コンヒーロを叩き込んだ。体格で勝るヴァイスから滞空時間の長いブレーンバスターで叩きつけられると、一進一退の激しい攻防になった。

 10分過ぎにハヤブサはファイヤーバードスプラッシュで舞って一気にラッシュ。ここは3カウントを奪えずコーナーに上がるが、バイスに背後から抱え上げられ、ハイジャック式バックブリーカーの体勢からマットに打ちつけられた。さらに強烈なラリアートを浴びて大ピンチに。何とかカウント2でカバーを返し、ヴァイスのパワーボムをフランケンシュタイナーで切り返した。

クリス・ヴァイス(下)にフェニックススプラッシュを放つハヤブサ
クリス・ヴァイス(下)にフェニックススプラッシュを放つハヤブサ

 さらに裏投げで叩きつけたが、コーナーに上がったところを雪崩式ブレーンバスターでマットに打ちつけられてしまう。続けてブレーンバスターの体勢に捕らえられるも、そこから驚異のパワーを発揮して逆転のファルコンアローを発射。この一発が効いた。最後はフェニックススプラッシュを決めて、3カウントを奪った。

 372人の観衆を沸かせた熱闘を制し15分39秒、エビ固めで勝利。ゼロワン伝統のリーグ戦を初出場で無敗のまま制してみせた。優勝者に贈られる火祭り刀を手にしたハヤブサは「宣言通り、火祭りをハヤブサが優勝したぞ!」と絶叫。「この伝統のある火祭りを優勝できて、本当に胸に来るものがある。そしてこの火祭り刀を持って、俺はこの先やっていきたいことがある。それはここではまだ言わない」と誓っていた。

 ハヤブサはバックステージでも「ここでは言わない」と「やっていきたいこと」については明かさなかった。不死鳥の決めゼリフ通り「お楽しみはこれからだ!」ということだ。