思わぬ波紋が広がっている。オリオールズ・菅野智之投手(35)が先発登板した6月27日(日本時間28日)の本拠地レイズ戦について、グラウンド外での〝場外戦〟が勃発している。

 試合は序盤からレイズに6点を先制され、菅野も5回9安打7失点とMLB移籍後ワーストの内容だったが、味方打線が大爆発。オリオールズは終盤に大量得点を奪って22―8で逆転勝利を収め、菅野にも6勝目が転がり込んだ。

 インド系の有力紙「タイムズ・オブ・インディア」など複数の海外メディアが報じたところによれば、実はこの日の超乱打戦がスコア以上に話題を呼び、ファンの間で論争を巻き起こす事態となっているという。試合後、米スポーツ専門局「FOXスポーツ」のMLBアカウントがX(旧ツイッター)に試合結果を投稿。そのグラフィックが、思わぬ〝炎上〟を招いているのだ。そこには、世界的ポップスターのテイラー・スウィフトが帽子姿で「2」のフィンガーサインを出し、「ウー」と言っているような表情の写真が使用されている。

 そしてXに投稿された背景に流れるのは、テイラーの代表曲「22」。オリオールズが挙げた22点の得点にかけたユーモラスな演出だったが、これに一部のMLBファンが猛反発。「なぜ野球にテイラーを持ち込むのか」「関係ないのに強引過ぎる」「なぜ、わざわざレイズファンのヒートを買うようなマネをするのか」などといったコメントがSNSに殺到し、テイラーの〝過剰使用問題〟にまで発展する雲行きとなっている。対戦相手レイズのテイラー・ウォールズ内野手(28)を揶揄したのではないかとの深読みまで登場し、論争は広がる一方だ。

 一方、オリオールズも試合後、公式Xに「I don’t know about you, but I’m feeling 22.」という「22」の歌詞を引用して投稿。チームとしても論争を気にすることなく、この〝バズ〟にのりかかっている様子だ。

 菅野のタナボタ白星以上に、ネット上を熱くさせた一戦。MLBの〝過剰演出時代〟は、まだまだ続きそうだ。