阪神が28日のヤクルト戦(神宮)で2―0で今季16度目の零封勝利。連敗を2で止め、貯金を8とした。

 投げては先発のジョン・デュプランティエ投手(30)が7回3安打、無四死球、7奪三振の無失点で4勝目。打っては森下翔太外野手(24)が5回に12号決勝2ランを放ち、両リーグトップの51打点とチームをけん引した。

 交流戦明けの最初の試合となった27日の同カードではサヨナラ負け。重苦しい空気が残っていた。4回までに3度、得点圏に走者を置きながらも無得点。その雰囲気を吹き飛ばしたのは森下だった。4回二死二塁、高橋のカウント1―1からの3球目、外寄り高めの149キロ直球を迷わず振り抜いた。

「自分のスイングが最近全然できていなかったんで。とにかく自分のスイングをするところだけを心がけて思い切って振りました。ちょっと詰まり気味でしたけど、風に乗って入ってくれてうれしかった」。打球は虎党で埋まった左翼席に誘い込まれるように飛び込んでいった。

 2点の援護でこの日のデュプランティエには十分だった。「真っすぐだけに限らず、スライダー、カーブボール、チェンジアップで、他の球種に関してもいいボールを投げることができました」と、ゲーム中にフォーム修正を行いながら、自在の投球でヤクルト打線に得点を許さなかった。

 先発の後は及川、湯浅、岩崎の4投手がつないで完封リレー。藤川監督は「(森下は)また明日も対戦相手から嫌なバッターとして力を発揮してくれればなと思う。(デュプランティエは)暑さが心配だったが、こちらの想像を上回る体力を見せてくれた。本当にチームにとって大きかった」と投打のヒーローを絶賛していた。