阪神・藤川球児監督(44)が勝負の後半戦を見据えた〝ブルペン再整備〟へ向け、慎重に動き出す。
虎指揮官は24日に甲子園球場室内練習場で行われた全体練習終了後、報道陣の取材に応対。ファームで再調整させている湯浅、岩貞ら主力中継ぎ投手たちの昇格時期について問われたが「まずはファームで投げさせてから」と応じるにとどめ、リーグ戦再開初戦となる27日のヤクルト戦(神宮)からの合流には否定的な見解を示唆した。
側頭部への打球直撃という不運に見舞われた右のリリーフエース・石井は「脳振とう特例」で戦線を離脱中。将来性を期待していた2年目右腕・石黒も「脇腹の筋損傷」と診断され無念のリタイアとなった。ブルペン陣の台所事情は依然として厳しいが、苦し紛れの見切り発車だけは禁物。湯浅も岩貞も離脱直前まで「疲労によるものか分からないが、球が高めに浮いていた」と藤川監督はシビアに指摘。状態が万全と判断できるまでは、辛抱強く見守る構えだ。
シーズン最大の正念場となる夏秋の戦いは、もう目前まで迫っている。目安として位置づけるのはオールスターブレークまでの公式戦残り21試合。「ここまでの間に駒が増やせるか、減ることになってしまうかは、ギリギリでしょうね。負傷もあり、手駒も少ないので今いる選手たちに頑張ってもらうしかない。石井の離脱もあり、安定期に入る時期が想定より遅れているので」と木下、富田ら若手たちの成長にも期待を寄せる。
12球団屈指のピッチャーズパークである甲子園を本拠とする猛虎にとって、安定した中継ぎ陣の存在は後半戦を戦い抜く上で欠かせない。育成と勝利、その両立に苦悩しながらも、目の前の現実と向き合い続ける覚悟だ。












