2年連続のワールドシリーズ優勝を目指すドジャースが23日(日本時間24日)までに79試合を終え、48勝31敗でナ・リーグ西地区の首位を走っている。
投手陣では大谷翔平投手(30)が2度の実戦登板を果たしたものの、依然として故障者が多く、初回からリリーフ陣だけでつなぐブルペンデーでしのぐ試合も少なくない。今季から加入したブレーク・スネル投手(32)は左肩、タイラー・グラスノー投手(31)は右肩、そして佐々木朗希投手(23)も右肩を痛め、いずれも戦列を離れている。
負傷者リストに入っているのは先発7人、リリーフ6人の計13人。これだけ計算が狂っても首位を維持できるのは攻撃陣によるところもあるが、あまりの故障者の多さに米紙「ニューヨークタイムズ」が原因に迫った。ドジャースの取材を担当する米スポーツ専門サイト「アスレチック」のファビアン・アルダヤ記者に聞いたところ、まず挙げられたのが、そもそも球団が獲得を目指した選手が〝故障持ち〟という根本的な理由だ。
「彼らは間違いなく故障歴を持つ才能ある投手に狙いを定めてきた。グラスノーの獲得する合理的な理由の一つは、プレミアムレベルの才能をプレミアム未満のコストで獲得できる点だった」
グラスノーはキャリアを通じて故障が多く、昨季も右ヒジを痛めて離脱していた。そしてもう一つはマイナーでの育成法だという。アルダヤ記者は「彼らだけが球速と(球の)回転を優先しているわけではない」と前置きし「2023年に2Aタルサで最もハードなローテーションを組んだ。その後、全員がケガをし、苦境に立たされた。一種の職業病。メジャーに送り出すために必要とされるものが故障の原因となっている」と指摘した。
現代野球は日々進化し、1球ごとの細かなデータが瞬時に数値としてはじき出される。その数値に振り回されるあまり、気づかないうちに身をむしばんでいる可能性があるという。いずれにせよ、選手の故障リスクを抑え、どう起用していくかはロバーツ監督の手腕次第だ。












