ソフトバンクは19日の広島戦(マツダ)に16―2で大勝。打線が16安打16得点と大爆発した。

 打撃陣が躍動した一戦の中で、指揮官が名前を挙げたのは、この日一軍に昇格した津森宥紀投手(27)だった。昨年まで4年連続40試合以上に登板したサイドスロー右腕は開幕を一軍で迎えたものの、状態が上がらず5月1日に登録を抹消。二軍で調整を続けてきた。

 約1か月半ぶりとなる一軍登板は14点差がついた9回だった。150キロを超える直球で2者連続三振を奪うなど三者凡退で試合を締めた。小久保監督は「今日の一番の収穫は津森。前に一軍にいたときとは全然違う。中継ぎが手薄な中、あの投球を続けてくれたら勝ちパターンには入れる可能性が見えた。後ろが厚くなるかな」と復帰登板を称賛した。

 津森は「点差は関係なく。一軍に上がって悔しい思いはしたくなくて。死に物狂いで投げた」と力を込めて語った。ホークスの台所事情はオスナ、ヘルナンデス、尾形などが登録を抹消される苦しい状況。右腕は昇格前日も一軍の状況を頭に入れて準備をしていた。

 勝ちパターンについて「もちろんいいところで投げたい。(今は)しっかりゼロで抑えて帰ってくる、あとは気持ちを出して投げる。今はどこでも投げてしっかりやっていきたい」と意気込んだ背番号11。首脳陣の期待に応えられるか。