巨人・戸郷翔征投手(26)が12日の広島戦(岐阜)に先発し、5回110球を投げて6安打3失点で降板。またしても今季初勝利はお預けとなった。

 初回からヒヤリとする展開だった。戸郷は初回に先頭・大盛に右前打、一死から小園と坂倉に連続四球を与えて満塁のピンチを背負ったが、後続を断ち切り無失点に抑えた。

 2、3回は三人斬りを見せるも、1点リードの4回から失点を許した。先頭の坂倉に右中間へ痛烈な二塁打を浴びるるなど一死満塁のピンチ。ここで田村に同点タイムリー、続く床田の二ゴロ間に2点目を奪われた。

 直後の攻撃で味方が同点に追いついたが、5回二死から坂倉に6投目・127キロのカーブをとらえられ、右翼スタンド手前にソロを献上。右腕はマウンド上で苦しい表情を浮かべながら天を見上げると、帽子で顔を覆った。

 一発を防ぐことができなかった。戸郷は試合後、「チームが追いついたところで(広島・坂倉に)ホームラン打たれてね。ああいう投球っていうのは、僕としては納得できないところなんで。そういう試合でした」と5回の場面を悔いた。

 そんな背番号20ついて阿部慎之助監督(47)は「本当は今日何とか勝たせてあげたかったんですけど。また考えてね、頑張ってもらいます」と語った。

 今季初先発となった前回の登板(4日=ヤクルト戦)では、5回6安打5失点で黒星。この日は前回に引き続き、初勝利を逃す形となったが、次こそは勝ち星をつけたいところだ。