阪神が15日の楽天戦(楽天モバイル)で延長12回、2―3で2試合連続サヨナラ負け。今季初の6連敗を喫した。走塁ミスなど、チグハグな攻撃で12イニング2得点と攻めあぐねる間に、最後は投手が力尽きる悪循環が止まらない。これで阪神は2カード連続で3連敗という2022年8月以来の屈辱を味わうこととなった。

 2点ビハインドの7回、豊田の右前打でこの試合5度目の先頭打者を出塁させると、続く坂本が右中間を抜く適時二塁打で1点得点。さらに一死三塁とし、近本の右犠飛で同点としたが、その後はゼロ行進が続いた。

 痛かったのは同点で迎えた延長11回の攻撃だ。先頭・佐藤輝が中堅へ本塁打性の当たりを放つも、確信歩きをしていたため一塁止まり。テレビで解説していた岡田前監督が思わず「これは大きいよ。セカンド行くのと(行かないのは)」と、ため息をつくプレーとなってしまった。

 続く大山は左前打で無死一、二塁とするも、高寺がバントできず。追い込まれて強行策へと切り替わって、浅い左飛に倒れ走者を進められなかった。さらに、後続も絶たれ、ビッグチャンスをみすみす手放す始末。これでは試合の流れをつかめるはずもない。

 案の定、延長12回にはピンチが訪れた。一死一、三塁から4番手の湯浅が黒川に二塁への内野安打を許すと、三塁走者が生還しサヨナラ負けが確定だ。

 試合後の藤川監督は「全てがやはり、チームを預かる立場としては、明後日からそういうものがないようにして臨むと。そこは自分の責任としてしっかり火曜日からやらなければなと思っています」とコメント。選手のミスは自分の責任。そう受け止めて次戦以降に目を向けた。

 対楽天戦は23年から7連敗。相性という言葉だけでは片付けられないが、何をやってもうまくいかない時期は長いシーズン中には存在するもの。

「まだシーズン半ば。(苦い経験を)糧にしながら、チーム全体としてゲーム向かう時の気持ちをしっかり持って戦っていく」と指揮官は話したが、17日からロッテ、ソフトバンクを甲子園に迎えての6連戦では、嫌な流れが変わってくれるのだろうか。