メッツの千賀滉大投手(32)を悲劇が襲った。12日(日本時間13日)の本拠地ナショナルズ戦に千賀が先発。7勝目をマークしたが、6回一死で一塁ベースカバーに入った際、右太もも裏を痛めて緊急降板となった。試合後、負傷者リスト(IL)入りが決定。順調だった右腕に長期離脱の可能性も出てきた。

 スタンドが悲鳴に包まれた。4点のリードをもらった千賀は順調に6回一死まで1安打無失点投球を続けると、エイブラムズの一ゴロに千賀はカバーのためベースに向かった。

 だが一塁・アロンソの送球が高くなり千賀は体を目いっぱい伸ばしてジャンプ。何とか捕球すると右足はそのままベースに着地した。判定はアウトも千賀は右太もも裏を押さえ表情が一変。そのままグラウンドに転がった。

 場内のファンは頭を抱えて悲鳴を上げた。あわててコーチ、トレーナーが駆け付けたが、千賀はなかなか起き上がれず。数分間、動けなかったが何とか立ち上がると自力でベンチに戻った。

 地元紙「ニューヨーク・ポスト」は「千賀滉大の負傷でメッツのナショナルズスイープが暗雲」と悲報を伝えた。またメジャー公式サイトも「この光景は、昨年7月にシーズン前半戦を全休した千賀が、マウンド近くでポップアップを捕球しようとした際に左ふくらはぎを痛めた時の光景と似ていた。結局、彼はレギュラーシーズンの残り試合を欠場することになった」と昨年の長期離脱の原因となったケガとの類似点を指摘した。

 試合はメッツが4―3で勝利し千賀に7勝目(3敗)がついた。メジャー通算20勝に到達。防御率は両リーグトップの1・47となったが、試合後、メッツのカルロス・メンドーサ監督は「右ハムストリング(=太もも裏)の張り」によりIL入りする見込みと説明。13日(同14日)にはMRI検査を受ける予定だとした。