オリオールズのジャクソン・ホリデー内野手(21)は26日(日本時間27日)に本拠地ボルティモアでのカージナルス戦に「1番・二塁」で先発出場し、4打数2安打1打点、初回に左前打で出塁すると先制のホームを踏み、4回に中前適時打を放った。
2022年のMLBドラフト1巡目(全体1番目)で入団した逸材はメジャー2年目の今季、ドジャースの大谷翔平投手(30)を参考にしたというトー・タップと呼ばれるノーステップ打法で進化している。
ロッキーズ、カージナルスなどで通算2096安打、316本塁打のマット・ホリデーを父に持つ右投げ左打ちのホリデーは球界のサラブレッド。24年4月にメジャーデビューを果たした。
デビュー時は父と同様、前足を高く上げるレッグキック打法だったが、全くタイミングが取れず、不振によるマイナー降格も経験。メジャー再昇格後は前足を大きく上げない打撃フォームで一定の手応えをつかんだものの、60試合の出場で打率1割8分9厘、5本塁打、23打点、OPS5割6分6厘に終わり、オフに入ると打撃フォームの大改造に取り組んだ。
今季は26日時点で47試合に出場し、打率2割6分7厘、6本塁打、23打点、OPS7割4分3厘だ。
打撃フォームの改造は必要に迫られたものだが、プロセスは複雑でなかなか固まらなかった。
「去年からトータップに変えて、しばらくの間いじっていた。(構えでは)両手を心地よく使えるポジションに置き、そこが出来る限り自由な感じでスイングを始動させるところであることをメインに調整を続けた。だが、強い打球を打つ形がまだ残されていた。具体的には背中の傾き具合と両足のポジションや動かし方について検証し、調整を続けてきた。足の力を十分に生かすせるように」
参考にしたのは大谷のフォームだ。
「去年、翔平(の映像)を繰り返し何度も見た。彼は明らかに最高の打者の一人。去年は彼のコピーに励み、その取り組みが、僕を今の場所に導いてくれた」
ヤンキースのジャッジはかつて大谷のトー・タップ打法について「彼のようにやってみたけどマスターできない。あと何年もかかる」と語っていたほどで、簡単ではない。
「自分が彼のように大きくて強かったらいいのにと思う。ただ、彼の手がどこにあるか、彼はどうやって負荷をかけているかとか、少しずつでもいいから自分に取り入れていきたいと考えている。あとは彼のアプローチも。彼のようにフィールド全体に強く打てるようになりたい」
トレーニングも参考にしているという。
「ある程度は。今、僕はワークアウトを楽しんでいる。強いフィジカルはとても重要で、多分、いつか彼のように強い打球が打てるようになると思っている」
同僚の若きスーパースター、ガナー・ヘンダーソン内野手(23)はお手本であり、刺激になるだろう。進化途上の21歳。数年後、MLBを代表する強打の内野手として名前をとどろかせているはずだ。













