陸上のセイコー・ゴールデングランプリ(18日、東京・国立競技場)に挑む田中希実(ニューバランス)が〝異例の挑戦〟に踏み切った狙いを明かした。

 今大会は3000メートルでペースメーカーを務め、その1時間半後には1500メートルに出場する予定。17日に同会場で行われた前日会見では「1500メートルでしっかり勝負に絡むことが目標。しっかりと勝負して、中身にこだわったレースができたら」と意気込みを語った。

 前回大会でオーストラリアの選手が1500メートルに出場した後に、3000メートルのペースメーカーを担当。その姿を見て「スタミナ系も入れていくことが世界で戦う上で必要な力になってくる」と、今大会のペースメーカーを務めることに決めた。

 前回大会は1500メートル、3000メートルのスケジュールだったものの、今大会は逆のスケジュールとなった。「どうしよう」と迷いが生じたが「自分自身も勝負をするという気持ちが大事だと思った。言い訳をするのではなくて、決まったことをやってみて、その後にどうなるかを見てみたい」と退路を断った。

 今季も多忙な日々を過ごす中で「ラストで硬くなる」と自己分析しており「ラストに向かうまでにリズムが乱れているので、ラストに向けて(リズムを)つくっていきたい」と決意表明。9月の世界選手権(東京)へ、同じ国立競技場で弾みをつけることはできるか。