脊髄損傷の治療研究支援を目的としたチャリティーランニングイベント「Wings for Life World Run 2025」が4日、専用アプリを通じて世界で同時開催された。日本では4か所で行われ、東京会場ではノルディックスキージャンプ男子個人ノーマルヒルで2022年北京五輪金メダルの小林陵侑(28=チームROY)が約7キロを走った。イベント後には単独取材に応じ、トップアスリートが参加する意義について語った。
レッドブル社がサポートする当イベントは今回で12回目を迎え、170か国から約31万人が出走。ランナーが支払う参加費は全額、脊髄損傷の治療研究資金として寄付される。日本では午後8時にイベントがスタート。東京会場では700人以上のランナーが夜の明治神宮外苑を駆けた。小林は「初めて参加したが(レッドブル社は)メインスポンサーでもあるので、少しでも力になれたらと思った。みんな楽しんで走っていたし、僕も楽しめた」と振り返った。
今季の小林はW杯で3勝を挙げ、通算勝利数を35に伸ばした。世界選手権でも個人ラージヒルで銅メダルを手にして来季へ向けて弾みをつけた。現在はオフシーズンながらも、当イベントや故郷・岩手でのイベントなど、公の場にも多く姿を見せている。「アスリートとしてせっかく結果を出せたし、誰かの何かのきっかけになればいいなと。結果だけ出して終わるというのはもったいない。こういうイベントはアスリートとして、した方がいいと思っている」と狙いを明かした。
来季は26年ミラノ・コルティナ五輪イヤー。今後の具体的なスケジュールは現時点で未定だが、個人ノーマルヒルでは連覇が懸かる立場となる。「メダル争いできる位置で臨みたい。ワクワクするような試合をお見せできればなと思っている」。アスリートの矜持を示し、大舞台で最高のパフォーマンスを披露する。












