メキシコ観光主催「ルチャフェススペシャル」(27日、両国国技館)で、黒潮TOKYOジャパンに3連勝した〝炎の飛龍〟こと藤波辰爾(71)が、メキシコ遠征を熱望した。

 藤波は、テーマ曲を終えてもリングインせずバックステージに戻ってきた黒潮の首根っこをつかんで入場。ゴングが鳴らされても組み合おうとしない黒潮に強烈なビンタをお見舞いしてロープに振ると、逆さ押さえ込みで3カウントを奪った。

 51秒で試合を終えてさっそうと花道を戻っていった藤波だが、その背中に黒潮の「負けた俺がいうのもなんだけど、もう少し藤波辰爾を見たくないですか?」との言葉で煽られた観客からの「ドラゴン」コールが降り注ぐ。これに押されて再び入場した藤波だが、1戦目と全く同じ展開で39秒で勝利してリングを降りた。

黒潮TOKYOジャパン(左)に怒りのドラゴンキックを放つ藤波辰爾
黒潮TOKYOジャパン(左)に怒りのドラゴンキックを放つ藤波辰爾

 するとその背中に黒潮の「負けた俺がいうのもなんだけど、もう少し藤波辰爾を見たくないですか?」との言葉で煽られた観客からの「ドラゴン」コールが降り注ぐ。これに押された藤波は怒りあらわに3度目の入場だ。そして2戦目と全く同じ展開で逆さ押さえ込みで捕獲…もカウント2で脱出されたが、続いてドラゴンスクリューの2連発からドラゴンスリーパーで捕獲してギブアップを奪った。

 試合後、追いビンタを黒潮にかましたドラゴンは「いやー…。結局、3回入場したの?」とぶぜん。それでも「まあ、これはこれでいいんじゃない? 面白いし。これも彼の今の自分のプロレス界での生き方なんだろうし」と器の大きさを見せた。また、控室ではメキシコ人レスラーとの昔話に花が咲いたとして「俺のスペイン語もまんざらじゃなかった。通じたね。向こうに行ったのはもう35年以上前だけど」と胸を張る。そして「またメキシコに行きたくなったね。対戦相手を探すのが大変だろうけど」と、遠征プランをぶち上げていた。