井上竜に暗雲だ。中日は25日のヤクルト戦(バンテリン)に4―6で敗れ、今季2度目の3連敗。借金は今季最多タイの「3」となった。
心配なのが4回途中7安打4失点KOとなったエース高橋宏斗投手(22)の状態だ。昨年の最優秀防御率投手は今季5試合目の登板で早くも3敗目。登板後は「自分のピッチングができずチームに迷惑をかけてしまい申し訳ないです…」と力なくコメントした。
一方、井上監督も「悪いなりにやってくれるかなという期待はあったんだけど、最初から今日はいい宏斗ではないなと思った。惜しいところに投げても相手打者に見られるということは、キレなのかスピードなのか力が欠けていたという形かな」と厳しい表情。エースの今後の調整・起用法については「今、俺の決断では言えないけど、話し合ってやりたいと思います」と言葉を濁した。
中日は22日の巨人戦(東京ドーム)で4回5失点KOのマラーに加え、23日の同カードで5回無失点と好投しながら何らかの故障が発生したと見られる柳も登録抹消。先発陣が相次いで戦線離脱に追い込まれる〝異常事態〟となっている。
そこに加えてエースが絶不調モード。さらに29日からは阪神(バンテリン)、広島(マツダ)、DeNA(バンテリン)との9連戦が控えている。「どこの球団も先発が6人いたとすれば、それが(アクシデントもなく)順番に回るとは思っていないでしょう」と井上監督は言い切っているが、果たして胸の内はどうか。ここからどのように先発投手を回していくかが、頭の痛い問題となっているのは想像に難くない。
26日にはルーキー金丸夢斗投手(22)が二軍・阪神戦(安芸)で2度目の先発マウンドに上がる。一軍先発陣にアクシデントが多発している状況だけに、ドラフト1位ルーキーがどんなピッチングを見せるか。
苦境にあえぐチームが負のスパイラルから脱するためにも、期待の大物新人左腕の〝覚せい〟に大きな注目が集まっている。












