ソフトバンクは6日の西武戦(みずほペイペイ)に11―1で大勝。連敗を「3」で止めるとともに本拠地で今季初勝利を飾った。
原動力となったのは先制の1号2ランを含む3安打5打点と大暴れした不動の4番・山川穂高内野手(33)だ。初回の第1打席で相手先発・渡辺の高めに浮いたカーブを捉えて左翼席まで運び「(感覚的に)かなりよかった」と勢いに乗った。「(一本出ると)まるで世界が違う」と語ったように精神的にも技術的にも余裕が生まれ、2、3打席目も適時打をマーク。小久保監督を「今日は山川じゃないですか」と言わしめた。
試合前時点で打率6分9厘、0本塁打。結果が出ないとさまざまなポイントが気になりがちだが、山川は反対に「今日はこうやっていこう」とシンプルにテーマを設定。この日は「言語化するのは難しいですけど、とにかくかち上げにいきました」と明かした。試合前にはOBの秋山幸二氏(63)と談笑し「僕の今日のテーマと秋山さんの話が合っていたので」とより自信をもって試合に挑める要因にもなった。
特に打撃不振に陥った選手はあれこれと考え、かえってドツボにハマるケースも少なくない。だが、希代のスラッガーの思考にはチーム関係者も「(今のポイントは)打席での立ち方や振った後の姿勢など。打撃の話もコンパクト」と目を見張るばかりだった。
本塁打が出る以前から「(打撃の)状態は悪くない」という声も飛んでいただけに時間の問題だった一本。それでも8戦目に飛び出した一発に、山川は「まさに待ちに待ったですね。本塁打を打たないと開幕できない。出てよかった」と笑顔を見せた。主砲の状態がチームの得点力に直結するだけに、今後の打席にも注目が集まる。












