投手中心の守り勝つ野球を取り戻せるか。ソフトバンクは5日の西武戦(みずほペイペイ)に3―6で競り負け、今季2度目の3連敗。継投に入った7回に4点を勝ち越されての苦い敗戦だった。これで開幕7試合で1勝6敗、本拠地では未勝利と王者がなかなか波に乗れない。

 かねて小久保監督は「野球は投手」と語り、投手中心の守り勝つ野球を理想に掲げてきた。だが、開幕7試合で36失点を喫し、チーム防御率5・00はいずれも12球団ワースト。理想の野球にはほど遠い惨憺たる数字がこの春の異変を物語っている。

 この日は7回から2番手でマウンドに上がった勝ちパターンのヘルナンデスが一死しか奪えず、4失点。前回に続く2試合連続の救援失敗で、フラストレーションのたまる登板となった。前夜は開幕投手を務めた有原が2試合連続の炎上。核となる投手の不振が悩ましい。

 先発防御率5・26、中継ぎ防御率も4・56。結果的に継投が裏目に出る試合も重なった。この日、倉野チーフ投手コーチは「結果が出ていないのはしっかり受け入れている。なんとかしないといけいないという危機感は常にある」と立て直しを誓い、自慢の投手陣への厚い信頼を強調した。