Gのエースがおかしい…。開幕投手を務めた巨人の戸郷翔征投手が4日の阪神戦(東京ドーム)に今季2度目の先発に臨んだが、3回7安打3失点で降板し、今季初黒星を喫した。

 この日が25歳の誕生日となったエースだが、早すぎるKO劇に球場内がどよめいた。初回に近本、中野の連打で無死一、三塁のピンチを招くと、一死後に森下の中犠飛であっさりと先制点を献上。そのまま立ち直ることなく、1―1の3回には二死二塁から大山に中前適時打を打たれて勝ち越しを許すと、前川に左翼へ二塁打、木浪には四球を与えて二死満塁とし、坂本にも左前適時打を浴びた。

 結局、3回に先頭で回ってきた戸郷の第1打席は、代打・萩尾が送られて降板した。今季初の阪神との「伝統の一戦」を任されながら、まさかの3回KO劇にエースは「代えられるようなデキですし、初回の立ち上がりも良くなかった。もう少しいろんなことができたなという中で、難しいゲームでしたし、前回もあまり良くなかった。僕の頭の中もあんまり整理できていない中でピンチを迎えて…。いい考え方ができてなかったので、そこは反省かなと思います」と悔しさをにじませた。

 試合後、阿部監督から「たぶん癖が全部分かっていたから」と言及されたことに戸郷は「いろんな方から毎年、癖に対しての話とかは(ある)。プロ野球は1試合1試合こういう癖を見ているとかいろんな話があるけど、やっぱり映像を確認して見ていけばいいかなと思う」と修正に取り組む構えを見せた。

 杉内投手チーフコーチは「3回で安打を7本も打たれている。それなら他の投手に託して試合をつくってもらうという判断だと思う」と指摘。相手チームに研究されながらもそれを上回る投球を戸郷に期待を寄せながら「それは宿命ですから。向こうは9人で来るわけですから。まずは映像をチェックしてこれが良かった、悪かったとかは見ながら。あんまりマイナスなことをばかり言ってもしょうがない」と語った。