上々のプロデビューや! 阪神のドラフト1位ルーキー伊原陵人投手(24=NTT西日本)が、30日の広島戦(マツダ)でプロ初登板を果たした。

 この日、チームは0―2で敗れたが、伊原は6回からの2イニングを1安打無失点に抑える快投を披露。「ブルペンから温かく送り出してもらいましたし、ベンチの先輩にはハイタッチしていただきました。やりやすい感じで送っていただいたので、とても大きかったと思います」と初々しさをにじませながら振り返った。

 初登板を待ちわびていた虎党の大歓声を浴びながら、2点ビハインドの6回に3番手でマウンドへ。菊池、石原を内野ゴロで打ち取り、最後は森を143キロの直球で見逃し三振に仕留めた。「今まではボールが先行することもあったので、苦しんだこともあったので。今日はストライク先行でいけたのが1番大きかったです」。

 7回には上位打線の二俣を中飛、矢野を二ゴロに切って取った左腕。続く小園も左飛に打ち取ったかと思われたが、左翼・前川が目測を見誤り、まさかの落球。不運な形で二塁打を浴びたが「落ちた瞬間ガックリくることもなかったですし、集中力も切れませんでした」という左腕は、続くモンテロを空振り三振に抑えた。

 プロ初登板で走者を背負いながらも、落ち着いた投球を披露。「いい緊張感の中で投げることができましたし。オープン戦からランナーが出た後の投球や、落ち着いて投球することが課題だったので。そこを変わらずできたのはよかったかなと思います」とうなずいた。

 目標としていた開幕一軍をつかみとり、開幕3戦目でプロデビューを果たした即戦力左腕。今後に向けて「ランナーがいるかいないか、どういう状況で出るか分からないですが。いつでも準備をして、今日と同じようなピッチングができればいいかなと思います」と表情を引き締めていた。