第97回選抜高校野球大会は28日、甲子園球場で行われ、第10日第1試合で6年ぶり17度目出場の横浜(神奈川)が、3年連続8度目出場でセンバツ連覇を目指した健大高崎(群馬)に5―1で快勝し、優勝した2006年以来、19年ぶり5度目の決勝進出を果たした。

 投打の歯車ががっちりとかみ合った。初回二死一、三塁から小野(2年)の中前適時打で幸先良く先制すると、3回一死一、三塁では阿部(3年)の左前適時打で追加点。5回無死二、三塁では阿部の右前適時打、さらに無死満塁から小野の中前適時打で2点を追加すると、池田(2年)の押し出し四球でダメ押した。

 相手先発の下重(3年)と最速158キロ右腕の石垣(3年)を擁する健大高崎の好投手2人に対し、12安打5得点と横浜打線が攻略。村田浩明監督(38)は「昨日の練習で、その後、室内練習場でとにかくやり込んで甲子園に来た。その結果が出ました。バットを短く持ってプライドを捨てられたことが大きかったと思います」と、してやったりの表情を浮かべた。

 投げては先発の織田(2年)が7回6安打無失点と快投を披露。前夜のミーティングで村田監督から「この試合がお前を大きく変える。ここで投げ切って勝てば本物の怪物になれる」とハッパをかけられたという。織田は「監督さんを男にしたい。怪物になりたい」と意気に感じてマウンド上で腕を振った。試合後、指揮官は「よく怪物になった」と目を細めながらねぎらった。

 決勝戦に向け、織田は「一戦必勝で自分が勝利に貢献できるような投球をしたいです」と腕をぶした。

横浜・村田浩明監督
横浜・村田浩明監督