陸上の世界選手権(9月、東京)男子マラソン代表の吉田祐也(GMOインターネットグループ)は、過去の功績を捨てたことでさらなる進化を遂げた。
青学大卒業後は大手食品メーカーのブルボンに就職予定だったものの、4年時の別府大分毎日マラソンで2時間8分30秒をマークしたことで、現役続行を決断。当初は思うような結果を残せなかったが、昨年12月の福岡国際マラソンで大会新記録の2時間5分16秒をたたき出し、世界へのチケットを手にした。
27日に都内で行われた記者会見では「やっぱり今まで積み重ねてきたものが結果として表れて非常にホッとしている気持ちの方が強い」と率直な思いを語り「引き続き僕自身ができることを最大限準備し続けて、その結果が上位入賞という形になればいいなと思っている」と力を込めた。
青学大OBで初めてマラソンの世界選手権切符を獲得した一方で「大学初ということは意識していない」ときっぱり。2020年の箱根駅伝で4区区間賞を獲得するも「米国に行ったり、ケニアで合宿をした時は箱根駅伝というワードが全く通用しなかった。個人的にはすごいそれがショックだった」と回想し、「やっぱり世界と戦う時にどの大学出身かは自分の中で考えないようにして、むしろどの大学であっても学ぶべきことはたくさんあるし、自分自身のやるべきことに集中しようと思ってやっている」と心境の変化が芽生えたという。
今も指導を仰ぐ青学大の原晋監督からは電話で「おめでとう」と声を掛けられ、食事に行く約束もしている。恩師とのつかの間の休息を楽しみ、次なる戦いへの英気を養う。












